カテゴリー「書籍・雑誌」の61件の記事

2019年2月 2日 (土)

点訳のてびき 第4版

昨年、日本の点字の表記法に、大きなルールの変更があった。

それに伴い、点訳ボランティアの必携本である『点訳のてびき』についても、17年ぶりに改訂されて、2月1日に発売されている。

点訳のてびき 第4版 - 全視情協ブックストア
http://www.naiiv-books.net/item_detail/itemCode,907272234/

点字を学びたい人や、点訳ボランティアを志す人たちのためのテキストです。
点字をすでに学んだ人が、実際の点訳活動の中で手引きとして役立つように、豊富な事例を収録しています。
日本点字委員会が2018年に行った「日本点字表記法」の改訂に基づく加筆訂正と、第3版の改訂という二つの要素から編集されています。
また、「参考」「コラム」では、点訳者の参考になる手がかりを新たに盛り込みました。

点訳のてびき 第4版

【おもな内容】
第1章 点字・点訳の基礎知識
第2章 語の書き表し方
第3章 分かち書き
第4章 記号類の使い方
第5章 書き方の形式
参考資料、コラム

B5判・272ページ
ISBN978-4-907272-23-421

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2018年7月30日 (月)

ウズベキスタンを知るための60章

青年海外協力隊の選考に合格し、思いがけずウズベキスタンへの派遣が決まったとき、この国に関して少しでも事前に知っておきたくて、本を買いあさって読んでいた。

2009年9月2日(水) ウズベキスタンに関する本
http://braille.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-22b2.html

そして最近、またウズベキスタンに関する新たな本が出版された。
いろんなことが教科書的にずっしりまとまっていて、とても読みごたえがあるので、これからウズベキスタンに行くことになった人に、ぜひおすすめします。

『ウズベキスタンを知るための60章』
帯谷 知可(おびや ちか) 編著
明石書店 2018年5月15日 発行
http://www.akashi.co.jp/book/b361137.html

ウズベキスタンを知るための60章

はじめに――太陽の光あふれるウズベキスタン

Ⅰ 大地と人々
Ⅱ 歴史
Ⅲ 暮らしと社会
Ⅳ 文化・芸術
Ⅴ 政治・経済・国際関係
Ⅵ 日本とのかかわり

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2017年6月 3日 (土)

ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え

今週発売されたばかりで、今読んでいる本。
読みやすくて、面白い。

『ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え』
著者:ケイト・トンプソン 翻訳:酒匂 寛 解説:小田 朋宏
日経BP社 2017年5月29日 発行
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P55130.html

本書は、高品質なコードを書くための具体的なレッスンを、「78の物語」として幅広く、かつ、とても興味深く提示します。

原著は「全プログラマが読むべきだ」「良いプログラマになるなら、本棚に入れておくべきだ」などと評された話題の書籍『Zero Bugs and Program Faster』です。

ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え

本書に書かれているのは、
(1) 高い品質と高い生産性を目指すべき理由
(2) そこへ向かうためのエンジニアとしての心構えと習慣
に関わる物語です。

もし青年海外協力隊に参加して、大学などでプログラミングを教える羽目になった「コンピュータ技術」職種の人がいたら、授業の時に話のネタ本として使えると思います。

※ なお、この本を読んだからといって、バグが完全に無くなるわけではありません。

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2017年4月15日 (土)

『乙嫁語り』の連載が再開

日本人が、想像だけで中央アジアを舞台にした漫画を描くというのは大変な作業で、いい加減ネタも尽きてくる。
そのため、『乙嫁語り』の連載は、しばらく休止になっていた。

4ヵ月の充電期間を終えて、『乙嫁語り』の連載再開です!

そして、ようやくネタの仕込みが完了し、予告していた通りに連載が再開した。
(ただし、このマンガ雑誌は超マイナーなので、普通の本屋では売ってない)

ハルタ 2017-APRIL volume 43
https://www.enterbrain.co.jp/product/magazine/harta/16260201.html

『乙嫁語り』 新章スタート! 森薫 再始動!

あらら、パリヤさんは、もう終わりですか。

お待たせしました!
強化期間を経て、森薫『乙嫁語り』、カムバック!
パリヤ編に続く新章がスタート。

19世紀 中央アジア

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2016年12月17日 (土)

ウズベキスタンのノン(平たい丸型パン)

乙嫁語り9巻が出た!
前巻から引き続き、楽しいパリヤさんのお話。

乙嫁語り 第9巻

アミルの友人パリヤの恋模様を描く、好評コミカル第5シーズン!
布支度は進まないし、友達も少なく、自分の気持ちは上手に伝えられない。八方ふさがりのパリヤだが、お遣いの案内役をウマルが申し出たことにより物語は一気に急展開する!

今回のモチーフは、ウズベクノン(平たくて丸いパン)

パリヤのパン

ノンは、ウズベキスタンの主食。特に焼きたては、とても香ばしくて美味しい。
地域によって様々に製法が工夫されており、各地を旅行すると色々な種類のノンが楽しめる。

実写版・現代ウズベキスタンの乙嫁たち
アグレッシブなパン売り
(撮影地 : フェルガナ州 コーカンド市)

ノンの作り方は、こちらの動画での説明が分かりやすい。

Making Bread in Central Asia - YouTube


とはいえ、日本人が中央アジアを題材にした漫画を描くのは大変。
残念ながら「乙嫁語り」の連載は、しばらくお休みになっている。

一時休載のお知らせ 森薫
一時休載のお知らせ 森薫


人気に便乗して、また非公式の解説本も同時に発売されている。

超解読 乙嫁語り ~中央アジア 探索騎行~
https://www.amazon.co.jp/dp/4861999391
三才ブックス 2016年12月14日 発行

19世紀の中央アジアに暮らす人々の生活を、“結婚”を軸にグランドホテル形式で描く人気コミック『乙嫁語り』。
作中では詳しく描かれていない中央アジアの地理、歴史、文化、風俗など、『乙嫁語り』のバックグラウンドを詳細に解説。
何気ない描写のひとつひとつにどのような意味があるのかを明らかにします。
『乙嫁語り』がさらに面白くなる「非公式」の副読本です!

超解読 乙嫁語り ~中央アジア 探索騎行~

[目次]

【物語考察の章】
 アミル篇
 タラス篇
 ライラ・レイリ篇
 アニス篇
 パリヤ篇

【中央アジアの歴史の章】

【中央アジアの伝統・風習の章】

【中央アジアの生活の章】
 グルメ篇
 住居・建築物篇
 ファッション篇
 工芸品篇

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2016年7月 1日 (金)

プリンシプル オブ プログラミング

青年海外協力隊の「コンピュータ技術」職種の中で、プログラミング(C言語やJavaなど)を大学で教えるというのが主任務という事例は、意外と少ない。
日本から教科書として有用そうな本をたくさん持って行って、授業で実際に使ってみて試行錯誤したけど、ウズベキスタンの人たちの将来に本当に役立つ効果的な仕事をしているのか、悩んだり迷ったりすることも多かった。

ただ自分としては、プログラミングの小手先のテクニックよりも、コンピュータ技術者として大切な「哲学」のようなものを伝えることが重要だと思って、活動に取り組んだ。

2011年5月26日(木) (2) 美しいコードを書くこと(美意識)
http://braille.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/2-d8a5.html


もしそのような状況にあったら、とても参考になったであろう良書が、今年になって発売された。

『プリンシプル オブ プログラミング』
3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則

上田 勲 秀和システム 2016年3月23日 発売
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/4614.html

一通りプログラミングができるようになった。しかし、読みにくい、遅い、頻繁にエラーが発生する、書いたコードを修正すると動かなくなる等々、なかなか「よいコード」を書けないとお悩みではありませんか?
本書は、よいコードを書く上で指針となる前提・原則・思想、つまり「プリンシプル」を解説するプログラミングスキル改善書です。

『プリンシプル オブ プログラミング』 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則

プログラミングをしていく上で大事なエッセンスが、一冊に凝縮されている。

この本の著者さんのブログもある。

[著書] 書籍「プリンシプル オブ プログラミング」を執筆しました - Strategic Choice
http://d.hatena.ne.jp/asakichy/20160302/1456925809

やっぱり、「こうしておいたほうがいいよ」という、成功法則だったり、原理原則だったり、コツだったり、習慣はあるのだと思います。本書は、この点に関して、「古今東西、達人たちの智慧」「歴史の教訓」がたくさん(と、私の知恵も少々)詰まっています。

ぜひ、読んでみてください!

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2016年5月13日 (金)

ウズベキスタン・ガイド

美しいウズベキスタン各地の風景を写真で紹介している本が発売された。
フェルガナ地方の写真も、いっぱい載っているのが特に良い。

『ウズベキスタン・ガイド』 シルクロードの青いきらめき
萩野矢 慶記 彩流社 2016年5月13日 発行
http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2222-4.html

シルクロードの要所として栄えた中央アジアの最大国家ウズベキスタン共和国。
東西の文化が交差し、宗教・文化・建築学的にも独特の魅力があり世界遺産も多い。
モスクや廟、神学校の青いタイルが大空のブルーと溶け合って放つ夢のような青いきらめきを、当地に造詣の深い写真家があますところなく伝える。

ウズベキスタン・ガイド

オールカラー・写真(270点予定)満載!

古都サマルカンド、シャフリサーブス、ヒバ、ブハラ、タシケント、フェルガナ盆地だけでなく、日本で紹介されることがほとんどない仏教遺跡の宝庫でアフガニスタンとの国境の町テルメズや、古代王国の遺跡群が注目を集めるカラカルパクスタン共和国など、ウズベキスタン全土を網羅的に紹介!
ウズベキスタンだけのガイドブックは類書がなく貴重な情報源です。

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2016年4月14日 (木)

アミール・チムールのホームページ

ウズベキスタンの英雄ティムールさんが、680才の誕生日を記念して、公式ウェブサイトを開設している。

Sakhibkiran Amir Timur
http://www.sohibqiron.uz/en-US

アミール・チムールのホームページ

日本で例えると、足利尊氏のホームページのような感じになる。


ティムールについて、日本語で詳しく書かれた本もある。

『ティムール帝国』
川口琢司 講談社選書メチエ 2014年3月10日 発行
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062585736

「チンギス・ハンは破壊し、ティムールは建設した」――。

一四世紀から一五世紀にかけて、中央ユーラシアの広大な領域を統合した大帝国がティムール帝国である。
現世の楽園とも言える庭園(バーグ)を数多く建設し、青に彩られた帝都サマルカンドとその周辺に高度な文化を花開かせた。インド・ムガル帝国にもつながるこの帝国はいかにして繁栄したのか。マムルーク朝やオスマン帝国など西アジアの敵対勢力をも打ち破った創始者ティムールとその後継者たちの知られざる実像に迫る。

ティムール帝国

ティムールは、現代のウズベキスタンでも、男性のわりとポピュラーな名前。
意味は「鉄」なので、日本人だと鉄也・鉄平などにあたる。

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2016年2月10日 (水)

ウズベキスタンと現代の日本

ウズベキスタンでの過去のエピソードを利用して、極端に右曲がり(面舵いっぱい)な言説をしている、トンデモナイ日本人たちがいる。

そのため、たまにはこういう極端に左曲がり(取舵いっぱい)な人の、これまたトンデモナイ言い分も聞いてみたりすると、重心が真ん中あたりに寄って、左右のバランスがちょうど良くなるかもしれない。

『ウズベキスタンと現代の日本 古都サマルカンドに暮らして』
胡口靖夫 同時代社 2016年2月10日 発行
http://www.doujidaisya.co.jp/book/b217577.html

シルクロードの国の不思議な魅力を紹介!

暮らしてみてわかった自然、独特なイスラム文化、最新の生活諸事情から、
日本との歴史的な関係、文化遺産「ナボイ劇場」建設に関わる“真実"、
そして両国の架け橋となる人々まで。

『ウズベキスタンと現代の日本 古都サマルカンドに暮らして』

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2015年12月29日 (火)

パリヤさんはウズベチカ (乙嫁語り:8巻)

乙嫁語り8巻(表紙:パリヤさん)

乙嫁語り8巻が出た。
ウズベキスタンの素敵な風景が満載です。

ウズベキスタンの食事風景

アミルの友人パリヤにとって、目下のところ気になるのは結婚相手。
率直すぎる性格が災いしてか、なかなか縁談がまとまらない日々。
そんなパリヤにも最近、気になる相手ができたようで……。

第5の乙嫁(おとよめ)は人気の高いパリヤさんの物語!
果たしてパリヤは結婚できるのか!? 暗黒期から抜け出せるのか!?

ウズベキスタンの取材

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