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2013年9月の3件の記事

2013年9月16日 (月)

後任(2代目)の要請が復活

自分の後任(2代目)は、辞退合格者無しが続き、やがてJICAも募集しなくなったので諦めていた。

でも先日、配属先の同僚の先生から「2年間の授業など活動報告書を送ってくれ」と言われた。
送ってしばらくしたら、青年海外協力隊の秋募集に要請書が出て、その内容が反映されていた。
タシュケント校でもウルゲンチ校でもなく、フェルガナ校だけ募集が復活したので驚いた。

【平成25年度 秋 募集ボランティア要望調査票】
タシケント工科大学 フェルガナ校 情報工学部 情報工学科
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL76313B04

同校が位置するフェルガナ市は、比較的IT分野が発達していない地域であり、今後同校が市全体のITの中心施設になっていきたいとの考えがある。
しかし、最新のIT情報の入手が難しく、即戦力となるIT人材の育成が困難という課題を抱えている。
そのため日本から最新技術を持ったボランティアを受け入れることで、IT分野の知識・技術レベルを向上し、政府または民間にITシステムを導入できる人材を提供していきたいとの理由で要請があげられた。

コンピュータ教室での授業風景

現地からすれば、そりゃドラえもんみたいな人が来てくれたら嬉しいでしょう。
この要請に対して、最も適任な人(健康優良で、現地語が分かるIT技術者)が日本にいるのですが、もう一度受けたらどうなるんでしょうかw

それにしても、初代の要請内容が無茶振りだったのに対して、ずいぶんと現実に沿った活動内容になっている。
要するに何でもアリだと言ってるので、めっちゃ楽しそうですよ。

1. 最新のIT技術を、日本の適用事例とともに、教師及び学生に紹介する。
2. 配属先と指導内容を協議の上、同僚教師と協力して、学生に対し以下のいずれかの指導を演習中心に行う。
Network、データベース、プログラミング(C++, Java)、Androidなど

やはり2代目ともなると、お互い勝手(現地のニーズや、日本人が貢献できること)が分かって、改善されていくのでいいですねぇ。

なお、この要請書には重大な誤りがある。
学科長はフケ顔で40代に見えるけど、まだ30代前半です。

<配属先同僚及び活動対象者>
情報工学部情報工学科学科長(男性、40代)及び10名の教師(男性及び女性、30代が主)
活動対象者は情報工学部の学生(約250名)

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2013年9月11日 (水)

アジア地区プレーオフ(5次予選:Beshinchi bosqich)

サッカーワールドカップの予選で、あと一歩及ばずアジア地区プレーオフにまわったウズベキスタンさん。
順当にいけば、勝てる相手だった。

2014 FIFAワールドカップ・アジア5次予選
https://ja.wikipedia.org/wiki/2014_FIFA%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A25%E6%AC%A1%E4%BA%88%E9%81%B8

<FIFAランキング>
58位 ウズベキスタン (Узбекистан, O`zbekiston)
76位 ヨルダン (Иордания, Iordaniya)

でも、PK戦までもつれこんで、結局は大陸間プレーオフに進出することができなかった。
世界におけるウズベキスタンの、ここぞというときの、あと一歩の勝負弱さを発揮しておられました。

ちなみに、サッカーのゲームではウズベキスタンを使うようにしている。

得点王

意外と得点力があり、ブラジルを倒してワールドカップで優勝した。
(これが現実になる日は、いつか来るのでしょうか…)

ウズベキスタン優勝しました!

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2013年9月 1日 (日)

コットンをめぐる世界の旅 ― 綿と人類の暖かな関係、冷酷なグローバル経済

9月。そろそろ綿摘みが始まる頃ということで、こういう本を読んだ。

「コットンをめぐる世界の旅 ― 綿と人類の暖かな関係、冷酷なグローバル経済」
エリック・オルセナ 作品社 2012年7月 発行
http://www.sakuhinsha.com/nonfiction/23978.html

フランスを代表する作家であり経済学者である著者は、コットンをめぐる世界の旅をつづけた…。
訪ね行く世界各地から見えてきたものは、数千年にわたるコットンと人間の温かで豊かな関係であったが、現在、それを無残に打ち壊しているグローバル経済の冷酷な現実でもあった。
本書は、15ヵ国で翻訳刊行された世界的ベストセラーであり、「フランス経済書大賞」を受賞した、世界が注目する一冊である。

コットンをめぐる世界の旅 ― 綿と人類の暖かな関係、冷酷なグローバル経済

もちろん、ウズベキスタンのパフタの問題が書かれている。

綿の収穫機が高価なため、ウズベク人はこの点でもやはりソヴィエト時代からの方法を受け継いだ。つまり総動員。九月半ばから一〇月末まで、学校や大学は無人になる。一〇歳から二五歳までの若者たちが農場にはいるのだ。毎日一二時間彼らは収穫作業をする。

そして、ウズベク人の気質についても触れられていた。

反抗もせずにこのような公金流用による被害を受け容れるというのは、ウズベク人でなければできない。つまり、太古の昔から強者に忍従することに慣れ、最も妥協的な性格を授かっているからこそ可能なのだ。

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