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2012年2月 7日 (火)

どっかいっちゃった (潮の舞)

首都タシュケントにある日本大使公邸で、2006年頃に行方不明になった絵がある。

大使館、美術品45点を廃棄 外務省「劣化したため」 - 朝日新聞
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200706240186.html

紛失した1点は、盛岡市の画家、土井宏太郎さんの日本画「潮の舞」(50号)。外務省が92年に58万円で購入したが、06年4月ごろ、所蔵先の在ウズベキスタン大使公邸でなくなった。大使館は、盗難の可能性もあるとして現地当局に捜査を要請したが、見つかっていない。

土井さんは「外務省を信用し、子を託すような気持ちで出した。名誉なことでもあるので価格も通常の10分の1ほどにした。紛失はとんでもないことで現地に行って自分で捜したいくらいだ」と憤る。

そりゃウズベキスタンに住んでいれば、部屋の中の物品がなくなるのは当たり前ですよ。
盗まれたら困るような物は、そもそもウズベキスタンに持って行ってはいけません。

また、この事件は、当時の大使(楠本祐一)による58万円の横領という疑惑も持たれている。
「潮の舞」は、もう見つかる気配が無い。


大使館配置の日本画紛失事案 - 外務大臣会見記録
http://www.mofa.go.jp/mofaj/m/press/kaiken/gaisho/2010/06/15-10.html

【大臣】その絵画は国民の税金で購入されたものだと思いますので、そういう意味では、それが無くなったということについては、深刻に受け止めなければならないと思います。そういう意味で調査もしているわけですが、いろいろ人も変わったりして、確認してもよく分からないというのが現状であります。どこかで見切りをつけて、分からないなら「分からない」という結論を出さなければいけないと思います。ちなみに極めて高価な物ではないと聞いております。

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