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2011年7月 6日 (水)

ウズベキスタンから見る東京の放射能汚染

駒ヶ根訓練所でのロシア語の先生は、ウズベク人だった。
日本語がペラペラだったので、その後も東京で働いていたけど、福島原発の事故があってウズベキスタンに逃げ帰ってきた。

一部のウズベキスタンの人たちにとって、日本はかなりヤバイ国というイメージ。
地震と津波と放射能で滅んだと思われている。
「本当にそんな国に帰るのか?」と聞かれたりもするけど、半年後に絶対に帰ります。

とはいえ、実際に東京へ戻ったら、じわじわと被曝が始まる。
協力隊に参加して、将来は子供が欲しいと思うようになったので、やはり人工放射線の影響は気になるところ。

最近になって、市が放射線量の測定結果を公開し始めた。

国分寺市の公式ページ

その他に、独自に計測している人もいて、ありがたい。

こくぶんじ ガイガー手帳
http://kokubunjigeiger.wordpress.com/

空気中にある放射線量は、国分寺、国立あたりは、高さ1メートルの計測で、だいたいどこも平均0.08マイクロシーベルト~0.15マイクロシーベルト/時(6月現在)でした(ガイガーミュラー式)。

どこも、メチャクチャ高いというところはなく、かといって、すごく低くもないので、国立、国分寺にもある程度、放射性物質が降り注いだのでしょう。

測っておきながら何ですが、数値自体に一喜一憂する時間があったら、今は内部被曝の方に気をつけた方がいい!と、気持ちが切りかわりました。
あれこれ心を悩ましても、環境は変わらないから、今の現実を受け入れて、防げるところを防いで、生きていくしかない。
人類がはじめて経験する、長期低線量被曝。わかる人は誰もいないようです。
できるだけのことをして「何もなかった」と笑えるように。

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