そして誰もいなくなった
9月下旬のある日、大学の授業が午前中で突然打ち切りになった。
次の日から綿花の収穫作業が始まるので、学生たちは荷物の準備をするために家に帰っていった。
学生たちは、綿花畑の近くの宿舎で寝泊り(学校の教室などで雑魚寝)しながら、2ヵ月ほど綿花の収穫作業に従事する。
教員も、その学生たちを追い立てる役目のため、ほとんどが一緒に行ってしまう。
翌朝、大学の前に、学生たちが大きな荷物(簡易ベッドや布団、衣類など)を持って集まってきた。
そして、荷物を運ぶトラックが4台と、20~30人乗りのバスが8台やってきた。
交通整理のための警官隊もいた。
朝9時集合のはずだったけど、11時過ぎにようやく全員集まり、出発していった。
バスの行列の前後にはパトカーが付いて、「護送」というワードがぴったり当てはまる。
そういう状況のため、大学には今ほとんど人がいない。
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