二次選考ひとり反省会17 - 面接開始の直前
廊下の椅子に座ってじっと待っているとき、ドアの奥から面接官の笑い声がかすかに聞こえた。
自分はそんなにうまく和やかに面接を進行できるだろうかと思い、少し不安になった。
前の人が終わって退室した。
そのとき、緊張が最高潮に達した。
普段は決して意識することなどない、心臓の拍動の音が聞こえる。
そして、心の中に湧き起こってきたのは
「なんでこんなことをしているんだ?」
「こんなことをしてまで、本当に行きたいのか?」
という、ものすごい根本的な自分自身への問いかけだった。
その問いに対して、正直に「それでも行きたい」と思ったとき、面接官がドアを開けて部屋の中に呼ばれた。
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